よくあるご質問

皆さまからよくいただくお問合せ内容をまとめました。
その他ご不明な点がありましたら何でもお問合せください。

Q.魚のアラって何ですか?

お寿司屋さんの寿司ネタを思い浮かべて下さい。シャリの上に乗っているのは、お魚の身の部分ですよね。
人間が食べる事が少ない、魚の頭や内臓、骨、尻尾などが魚のアラと呼ばれています。

Q.魚のアラ回収をお願いする場合、錦海化成工場から遠方になるに従って、こちら(排出業者)が支払う料金が多額になりますよね?

決してそんな事はございません。
魚アラは魚粉と呼ばれる貴重な養殖魚用のエサに生まれ変わります。勿論、原料回収においてトラックを走らせるという事は燃料費などの経費が発生しますが、弊社は原則、魚アラ自体を買取りさせていただいております。魚アラの品質、数量、回収条件等を考慮した上で買取単価が変化致します。
高品質で、多量発生、回収効率が良ければ、お客様がお支払する費用は0円で逆に魚アラ買取金を、弊社から沢山お支払させていただくケースも多々ございます。

Q.魚アラの具体的な魚種って何ですか?

錦海化成が位置する鳥取県境港市は、日本でも有数の漁港である境港がございます。
境港では、青魚と言われるアジ類、イワシ類、サバ類がよく水揚げされます。水揚げされたそれらの魚を水産会社が加工し、そこから発生したアラを頂いております。
又スーパー等に陳列されている魚の、非食用部分(店頭で販売されてない部分)も魚アラですから、それらも魚粉原料として利用しております。

Q.魚粉は日本でしか造ってないんですか?

魚粉は世界各国で造られています。
特に、南米のペルーと言う国が世界で一番魚粉を造っています。日本は魚粉輸入国です。ペルーを始め他の南米国や東南アジア、アフリカ、ヨーロッパなどから魚粉を輸入しています。日本国内で生産された魚粉だけでは、国内への魚粉供給は追いつかないという事です。

ただ、日本以外の国も魚粉を輸入している所はたくさん有り、諸外国と価格競争を行いながら魚粉を輸入しなければなりません。輸入魚粉は価格及び数量とも、長い目で見て、決して安定して入手できるという約束は出来ません。
従って、弊社の様に生の原料から良質な魚粉を製造する会社は、安定品質、安定供給の視点から高い評価をいただいております。

Q.そもそも、何故、養殖用のエサに魚粉が必要なんですか?

魚粉はタンパク質含有量が60%以上あります。貴重な動物性のタンパク資源なのです。又、アミノ酸組成にも優れている為、養殖魚が成長する上で貴重な飼料原料になっています。
日本の養殖魚で代表的なものとして、ブリとマダイが挙げられます。特に前者のブリについては、飼料全体の約35〜40%が魚粉が配合されています。普段スーパーやお寿司屋さんで見かけるブリは、海で養殖されたものがほとんどです。(中には天然物のブリもありますが)
人間が当たり前に食している養殖魚の陰に、実はエサの原料として魚粉が大きく貢献しています。